ドリー夢小説

君がそんな風に微笑むから
僕はついつい君の笑顔を見る為に


何でもしてしまいそうになりますよ



だからその笑顔を
ずっと
僕だけに向けてください













True Love
















天界にも季節は巡る
僕達の周りも哀愁漂う季節へと変わろうとしていた

時折吹く秋風が
色鮮やかになった葉を舞わせる
それと同時に

彼女の髪も流れるように舞った




『レイっ!見てみて!』




「…




彼女が急に声を高くし僕を呼ぶ

先程から地面を見ながら必死に探していた
それをようやく見つけたみたいで

満面の笑顔へと変わっている





「おや、四葉のクローバーですか?」


『そう。見つかるのに結構時間が掛かったんだ』




細く繊細な指に握られていたのは
季節は秋へと変わりかけているにも関らずいつも通りに青々しい一輪の四葉

僕達の周りには一面に四葉が広がっていた




『四葉を見つけたら幸福が訪れるんだよね』



「そうです。この四枚の葉は十字架を表しているそうです」



葉の一枚一枚に、





Fame(名声)


Wealth(富)


Faithful Lover(満ち足りた愛)


Glorious Health(素晴らしい健康)





の願いが込められている。
昔からの言い伝え



つい最近までは本気にしていなかった
けれど

あなたに出逢ってしまったから




「それと…」



彼女が握っている四つ葉の上に手を重ねる
二人の体温が混じり、暖かかった

彼女の存在は
まるで太陽のように
僕はきっと君の太陽が無かったら、簡単に枯れてしまうのだろう






「この四枚の葉が揃うと真実の愛、という意味になるらしいですよ」





僕が笑顔で微笑むと
彼女の顔が薄くい紅色に染まった気がした





『な、何を急に言うかな…』





そんな照れた仕草が可愛くて仕方がない
サラリと指に絡ませた髪は流れるように美しく

その髪に唇で触れてみる





「急に、じゃないです」







だって


僕は








「だって僕はずっとのことを愛していましたから」






この気持ちには嘘は無い
本当に好き

この気持ちを一体どう伝えたらいいものか迷っていたけれど
今日、素直に伝えますね







「好きですよ、





ずっと
これからも




小さな緑の四葉に乗せて











真実の愛を僕は貴女に伝えた








end







2004/09/27


2500HIT夢
リクエストは甘々との事でしたが…
ご希望に添えているかが不安です(汗)










SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送