ドリー夢小説  

守りたい
傍にいたい

年下な俺だけれど
好きな人の前だったら年齢なんて関係ない


俺は貴女が好きです









好き











いつもの休日
彼女と共に出かけて、買い物をする



彼女は俺より少しだけ年上で
俺は彼女より少しだけ年下で

お互いに始めは気まずかった




その気まずい雰囲気は時を流れるにつれ変化していき
今では休日に二人で出かけるのが習慣になりつつあった

けれど俺の敬語口調は中々直らず
彼女も気にしないでくれていた




そんな時
彼女から一通のメール





『風邪…?』





メールの内容はどうやら風邪を引いたらしく
休日の買い物は出来ない、という事


俺は迷わず栄養の取れる物を買い、彼女の家へと急いだ










*   *   *   *   *   *










『何で来ちゃったかなぁ…』





チャイムを鳴らし、彼女の言葉の第一声がこれ
髪の毛を頬に付け苦しい声




「そんな言い方はないでしょう…」




少しだけ落ち込んだ様子を見せる
と、言うか折角心配してきたのにこの様な言葉を貰うなんて思っても居なかったので
ショックは結構あった…


そのまま部屋に入った後、台所に向かい買ってきたものを袋から取り出す
少しでも早く直って欲しい為、元気になってもらいたい為…




「今から何か作りますから。大人しく寝ていて下さいね?」



『うぅ〜…』




少しだけ渋った後、彼女は素直に布団へと潜り込む
その様子を確認した後、俺は手早く事を進めた

なるべく大きな音を立てない様に
彼女に少しでも安心して眠って欲しいから






「さ、出来ましたよ」




寝ている彼女の脇に鍋を下ろす
出来立てのお粥は暖かい湯気を上がらせていた

少しだけ頬を紅く染めている
黙々と俺の作ったお粥を口に運んでいく

ふと、レンゲを持つ手が止まる



「…?どうしました?もしかしかして美味しくなかったですか?」


『ごめん…』


「え…?」



小さく、呟くように彼女は口を動かす

下を向いたまま
首に掛かる程度の髪が流れる




『折角の休みだったのに…』



小さく小刻みに彼女の方が微動していることが伺えた
振り絞ってようやく出た様な声も詰まる様に聞こえる




「そんな…気にしないで下さい」




震えている手をとる
熱があるせいで少しだけ体温が高く感じられた

柔かく、形のいい手
俺の好きな彼女の手




『だって…今日は智の誕生日だったのに』





そう、今日は俺の誕生日……って!?





「あ…れ?そう…でしたっけ?」




本当に自分の誕生日を忘れていたようで、
俺の仕草を見て彼女は一瞬固まる




『本当に忘れてたの…?』




確かに最近は収録やイベント、様々な用事が重なり
忙しかったことは確かだ

けれどまさか自分の誕生日までも忘れようとは…




『全く…そういう所は変わらないのね』




一度小さくため息をついて彼女は優しく微笑んだ
目元が優しくて、暖かい印象を持つ笑み




『本当は智と出かけている最中にプレゼントを買って驚かせようと思っていたのに』



だからどうしても今日は貴方と行きたかった
誰もが賑やかに歩く繁華街
二人で寄り添いながら過ごす休日

それが好きだった




「そんな…良いですよ。だって俺には」



彼女の傍により髪の毛に触れる
サラサラと、指で触れる




「貴女が居ますから」






彼女が微笑んだ
それだけで俺は満足だから


ずっと
俺の隣に居てください
俺を支えていてください


あなたが居ないときっと俺は駄目になってしまうから






それ位に貴女が好きなんです
これ以上の言葉を、僕は思いつかないから
単純な言葉で貴女に伝えます


単純だけど、思いは詰まっているから
受け止めてくれますか?



俺は



貴女が好きです












end


2004/11/02

杉田さんの本当の誕生日は10/11ですよ!(涙)
出来ることならば当日に更新したかったです…


取敢えず

お誕生日おめでとう御座います!杉田さん
ずっと大好きです




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