ドリー夢小説
「ねぇ…?僕のことがすき?」


ただ頭に響く声
芯から響く
鋭く、尖った印象
全てを破壊されそうな



自分の全てを奪われそうな







存在意義









『好きだよね…?』



笑いをこめた言い方


「君はね…僕の物だから。僕しか愛さなくてもいいし、僕しか見なくてもいいんだよ?」



頬に手がなぞる
血液が通っているのだろうかと疑うほど冷たい

しかし何故だろう
その冷たささえが心地よいとさえ思ってしまう




…』




その言葉にびくりと反応し 肩を微動する
その光景を見て目の前の人物は肩を揺らした
まるで、それを元から知っていたように

気に食わない





そう思っているはずなのに
言葉に出ない
行動に出ない






出れないんだ







「君はね…僕の人形なんだよ?」


人形は持ち主にか触らせない
    持ち主にしか語らない






「だからね君は僕の前でしか存在してはいけないんだ…」





存在
その言葉を久しく聞いた様な気がする


腕が上がらない
声が発せられない
自分の意思がまるでないように





「君は僕の意思でしか存在しない。君を知っている人物は僕しか居ない」





ドウシテ






「だって君は僕の物だから」





その笑みを含んだ声が
その言葉が
頭から焼きついてしまって離れない



逃れられない



目尻から生暖かいものが流れた
己の意思すらないのに









そのナミダを舌で舐められる
広い、広い宮殿の中で






「君はね…」



僕のモノ

僕の前でしかソンザイしない

僕の前でしか





何かが硝子細工のように壊れた
それは脆く、弱々しい光を放っていたけれど

片手で軽く捻りつぶされたように
音もなく



粉々になって壊れた





…」





君は


僕のものだよ





だから
僕の腕の中に戻っておいで








ソレが君に残された最後の場所









*end*

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意味不明ヒクサク様夢第2弾(汗

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