ドリー夢小説

蒼い海が広がる
果てしなく続く航路を

どこまでも
どこまでも


共に居たいと願う







君の前だけで








冷たい夜風が頬を撫でた

心地よいを半分に
まるで海でさえも自分を攻め立てるような気がする



紋章を使った
沢山の人間が死んだ

この自分の手に宿る力で




己の意思で------




必ず紋章を使った後見る夢

真っ暗で
誰も居ない

只、奥に光る紅いものを追いかけて進むだけ
幻影が自分を責めている様に



自分も
いつか灰になって消えてしまうのだ
そう考えるだけ時は必ず右手が疼くのを感じた


逃げられない罪
走っても、走っても
背中か迫ってくる


怖くて
怖くて


気づくと一人になっていた




ふっと、背後からギィと軋む音
こんな夜中に起きている者が居たんだ、そんな事を掠っただけ





…こんな所にいたのか』





あきれた様に腕組みをした人物
漆黒の髪・左右違う色をした瞳
この軍に欠かせない存在、




…」


『未だ本調子じゃないんだ。無理すんな』



隣に近づき、手すりに体を任せる
漆黒の髪は暗闇にまして艶を出していた

ザザッ…と船と擦れ合う波の音



そういえば
は気が付くと傍に居てくれた気がした

視線を探すと目の前には彼女が居た
そしていつも微笑んでいてくれた


彼女は漆黒の物を身に纏っているけれど
決して近づき難い人物ではない

だからこそ今仲間として傍に居てくれる




『気分は…?』


「ん…大分マシにはなった」


『そっか…。気をつけろよ』


「あぁ」


只これだけの
短い言葉を交すだけで

自分の奥が暖かくなるような感じ



「なぁ……」


『ん〜?』



俺が声を掛ければ
君は答えてくれるし


俺が立ち竦んだとき
君は背中を押してくれて






「今だけさ…」





俺が弱音を吐いたとき




「弱音…吐いてもいいかな…」





君は
どんな反応をしてくれるかな?






『…今だけ』







君は離れないで
その場に留まってくれて







『聴いてやるよ…』






こんな暖かい場所に



涙が出た








君の前だけで

自分は本当の俺になれるから






この果てしなく続く海の上で





ずっと
ずっと




傍にいてください














end


2004/09/19



初W主夢ですが偽臭くてゴメンなさ(吐血)
トロイ様とか海賊コンビ夢もカキタイ












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