ドリー夢小説



愛国主義の時代
王国の兵士達が戦地へと赴いていく中


誰もが戦いを望み
誰もが勝利を望んだ時代


キングズベリー王国は周辺国との戦に入らんとしていた
戦火は日増しに高まってく一方荒地では
魔法使いハウルの動く城がうろつく





静かな荒地
これから起こる物語の行方は―…






今の時点では誰も知ることはない
例え運命が誰かの手に踊らされていようとも












〜出逢いは風の様に〜












『…何で。どうして』




狭い路地をのける二人の影が有った

一人は金髪で、背丈も高く上品な洋服を纏っていた
瞳は青く、誰が見ても美男子とも言える


それともう一人
先程鬱様に言葉を発していた影



片方の美男子とは反対で髪は漆黒
しかし明らかにその髪には艶があり美しい。瞳は碧、まるで宝石の様に澄んだ瞳
一見、見れば男性か女性か判らない



はブーツを鳴らして走った
そう、二人は先程から狭い路地を走っていたのだ







「まさか見つかるとは思わなかったな」



『なんでお前はそう落着いてる訳…』






二人の後ろからは姿は見えないが明らかに何かの気配が二人を追っていた
決して早い訳でもなく、強いわけでもない

二人はその気配を知っている
追われるのはこれが初めてではないから


しかし今日はただ買い物をしに来ただけだった筈
それが今現在、この様な状況になっている

しかもハウルはそれをまるで楽しんでいる様にも見えた





『悪いけどハウル、私は先戻ってる。どうせ目的はそっちだからね』



「分かった。じゃぁ適当に眩まして来るよ」






クロスになっている路地を抜け、左に
右にハウルと共に分かれた
その瞬間、気配はハウルと共に消える
元々からあの狙いはハウルだけだったのだから



は狭い路地から抜け出し表通りへと歩き出す
表通りは人の賑わいで溢れていた







「今頃戦艦は無事かしら」




「きっと今頃は勝っている頃さ!」




「この国は強いんだ!!」






溢れている賑わいは大抵その様な物

戦真っ最中の最中
この街の賑わい様を見る限り平穏で、当たり前の様な生活




でもきっと今頃




何処かの国では悲鳴を上げている
森を焼き、街を焼き、人を焼き―…






そんな雑踏の中





は家路へと足を勧めた









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2004/12/07


映画版長編夢です。
映画ソフィーと出逢う前の話…?(聞くな)

頑張って続けられたら良いです!(ぇ)


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