ドリー夢小説 気づいてよ

君に向けてる視線にさ…






   いいところ







「ねぇ」


「…何だ」



春日和の中、軍内に設置してある図書館にてイザークと、その目の前に居座る



「なぁんで、休日なのに勉強してるのさ?」



今日は休みの日
特に任務も入ってなく皆休日の日に、
イザークはわざわざ図書館に来てまで勉学に励んでいた




「考査も近くないのにさ〜」



椅子に座り、足をぶらぶらさせる




「煩い…別に構わないだろうが」





一瞬に視線を向けたがすぐにパソコンに目が行ってしまった。

普段は掛けていない眼鏡が新鮮に思える





「アスランに負けたくないからでしょ」





いつも成績ではアスランを越せないイザーク。
どんなに努力をしても報われない




「っ…!お前に関係無いだろっ!!!」





思わず声を荒げる。
図書館内の視線は彼等に向けられた





「静かに…(汗)関係あるよ。だって二人で出掛けられないじゃん」





折角の休日なのだから…
と付けたしは机に頬を近付ける




「…俺は彼奴に負けたくないんだ」


彼奴…とはアスランの事
何かとイザークは彼のことを敵視している




「彼奴は俺の持ってないモノを持ってる。それが何なのか分からないが…悔しいじゃないかっ!」





いつも、いつも二番目。
その先にはアスランの存在が悔しかった--







「…気付いてないだけだよ…」







は呟く





「何…?」




「イザークは自分のいいところに気付いてないのね」




机から起き上がり、イザークの蒼色の瞳との薄翠の瞳が重なる





「アスランには持ってない良い所、イザークは沢山もってる」





うっすらと目を細め彼女は微笑む
その笑顔は気持の良い位透き通っていた






「俺の…良い所?」


「そ。例えば…あたしにだけ優しい所とかねvv」





あまりイザークは人を近付けさせないような雰囲気を持っていた。

しかし彼女には違う…側に、居て欲しいという感情






「…恥ずかしい奴」


「どうも〜」



「誉めてないっ」






お互いのいいところを知っている---





「…終ったら何処か連れてってやる…」


「ホント?」


「あぁ」





そしてこれからもいいところを発見していく。





僕達はそんな関係



それはずっと続く君との関係







End......














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